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灰処理装置のパイオニア

ボトムアッシュ処理装置

ボイラ火炉下から排出されるボトムアッシュ(クリンカアッシュ)から排出されるフライアッシュを冷却・抜出し、貯蔵場所まで輸送する設備を灰処理設備といいます。

水封式スクレーパーコンベア方式は主にヨーロッパで使用されています。

これは補給水量・動力消費が少なく低コストで経済的な方法ですが、機械式であるため、信頼性・メンテナンスの両面にやや難点があり、事業用大型ボイラには採用されなかったが、近年電力のコストダウンが重視されるに至り日本でも徐々に見直しされつつあります。

日米、特に日本ではジェットポンプによる脱水槽方式が盛んです。

これは水封式スクレーパコンベア方式に比べてメンテナンスを含む運用が簡単で信頼性が高いからです。

但しジェットポンプを使用する場合、水量が多く、かつ高圧水ポンプを使用するための動力が大きく、また、騒音が110dB程度の激しさなので、作業環境としては好ましくありません。

そこで、当社は両方式の欠点を補い、また、メリットを活かすことを目的としてアッシュポンプ方式に注目して研究開発を進め、商品化に成功しました。

水量・動力が少なく、かつ設備がコンパクトで運用が便利な装置として、国内の発電所で稼働中です。

 

 

水封式スクレーパーコンベア方式 ジェットポンプ方式 アッシュポンプ方式
概略フロー     水封式スクレーパーコンベア方式
  
    ジェットポンプ方式
  
    アッシュポンプ方式
  
装置の概要
ボトムアッシュはボイラー火炉下に設置した水封式スクレーパーコンベアに落下し、水と混合し冷却されます。
コンベアの傾斜部で灰は水と分離し、クリンカクラッシャで破砕したのちチェンコンベア又はベルトコンベアでアッシュバンカーに貯灰したのちトラックで灰捨場所に運ばれます。
クリンカホッパ下部より排出された灰は、クリンカクラッシャで破砕したのちジェットポンプを使用し脱水槽に水力輸送されます。
脱水槽で水と分離された灰はトラックで灰捨場所に運ばれます。
脱水槽から出た灰処理水は、灰沈殿槽でSS濃度を500ppm以下に低下させたのち貯水槽を経て循環利用する。
同左
装置の特徴
  • 運転方法 — 連続運転
  • ユーティリティ使用量が少ない
  • 装置に摩耗部が多くメンテナンスが煩雑です。
  • 連続運転なので稼働時の故障に対応することが困難です。
  • 運転方法 — 間欠運転
  • 火炉下の設置面積は小さいが槽類の設置スペースが必要です。
  • 灰輸送動力費が大きい
  • ジェットポンプの騒音値が110db程度と大きいため、作業環境に問題があります。
  • メンテナンスは比較的容易です。
  • 運転方法 — 間欠運転
  • 火炉下の設置面積がやや大きい
  • アッシュポンプの騒音値は85db程度で、作業環境は良好です。
  • アッシュポンプの摩耗対策が必要です。
使用量
  • 補給水量 — 約0.5t / 灰1t
  • 電力量 —– 約10kWH / 灰1t
  • 補給水量 — 約1t / 灰1t
  • 電力量 —– 約24kWH / 灰1t
  • 補給水量 — 約1t / 灰1t
  • 電力量 —– 約18kWH / 灰1t